2016年 11月 29日
おずなも わらすも さげー けー なのだ☆
~タイトル訳:大人も子供も 鮭をお食べなさい~
11月11日は、鮭の日でしたね。
漢字の「鮭」のつくり部分が「十一十一」に
分解できることにちなんで制定されました。
のんちゃんも22周年を迎えました。
野田村で鮭の日といえば
鮭の日給食!!
※今年度の2年生の様子
そして、
鮭が放流された川に戻ってくる(母川回帰という)
4年後の6年生の11月11日に
鮭について勉強し、鮭給食を食べます。
鮭博士になったかな!?
・野田村で獲れるのは『シロザケ』という種類
・帰ってくる時の重さは稚魚の時の約3000倍に
・放流後、鮭は北の海へ行き帰ってきます
(オホーツク海、ベーリング海、アラスカ海→野田村)
・岩手県だけで人口の約4倍の4億尾程の鮭の稚魚を
放流しているが 帰ってくるのは、わずか1~2%
今年の6年生は、震災翌年の4月に
震災で前年度できなかった3年生と一緒に
鮭の稚魚放流をしたそうです。
鮭メニューは
「鮭のパン粉焼き」と「鮭汁」
給食の材料の80%が岩手県産!
給食のために野田村の魚屋さんが
50尾の鮭を捌いてくれたそうです。
自分たちで放流した(かもしれない)鮭を食べる
海のある所でしかできない貴重な体験!
野田村の海の恵みをみんなで味わいました。
恥ずかしがりながらも
のんちゃんポーズ
同日、夜には大人も鮭について勉強しました。
野田村サテライトセミナーといって
震災後から野田村の支援などしてくださっている
大阪大学が月命日の毎月11日に
大阪大学と野田村サテライトの2か所を
中継でつなぎ行っているセミナーです。
今年からは、村民企画による村民講師によるセミナーも開催。
学んだり楽しむだけでなく、生きる力も身につくような
セミナーにしようと開催しています。
今回は村民企画 第2弾
鮭の「い・ろ・は」
食卓でなじみ深い「鮭」
野田村における鮭漁の現状と栄養を学び食べよう!
講師は、野田村の漁師で荒海団の
小谷地勝さん(左)
栄養士の下畑優子さん(中央)
食生活改善推進員の方々です。
(ピンクのTシャツとエプロンが目印の食改さん)
小谷地勝さんによる
『俺とサケ~身も心も開いて』と題して
野田村の鮭漁についてと解体ショー
3日前から刃研いでるぜっ!!
鮭の頭の中には、耳石(じせき)
というものがあり年齢が調べられます。
耳石には、環境の変化により跡が残るそうで
水温を変化させ、耳石に跡を残し
どこで放流されたか、どこに帰ってきたかなど
調べればわかるようになっているということです。
参加者)川に上がってきた鮭は獲ってもいいの?
勝さん)ダメですねぇ。
(お金をかけて稚魚を放流していますので勝手に獲ってはいけませんよ。)
参加者)何年前から鮭の放流ってやってるの?
勝さん)北海道からはじまって
野田村では数字上の記録が残っているのは
昭和13年頃から。
でも、もっと前からやっていたと思う。
ちなみに
野田村の下安家でやるようになったのは
昭和24年から。
と、質問に答えながら
サクサクと華麗に捌き終えました。
キラキラ~☆
いくら丼食べたいなぁ♪
大阪大学の先生談
大阪では鮭は切り身でしか見たことがないです。
新巻鮭もこちらでよく見るのとは違って
初めて見たときは、なぜ鮭を干してるのだろう??
と思いました。笑
続いては、
栄養士の下畑優子さんと
食生活改善推進員の方々による
『おいしく食べてお肌もキレイ!』
鮭の効果を最大限活かす食べ方。
アスタキサンチンの効果を
最大限活かす料理を教えていただきました。
皮と身の間にコラーゲンがあるので
皮ごと食べた方がより効果的!
今年は不漁のようなので食べる機会が少ないかもしれませんね。
おいしく食べてお肌もキレイ!
鮭とたっぷり野菜の豆乳クリームシチュー
市販のルウは使わず、出汁と豆乳でヘルシーに
(一般的なクリームシチューの約半分のカロリー)
勉強のあとは、懇親会も行われました!
旬のおいしい鮭を食べて
アルコールも進みますね♪
野田村サテライトセミナーは
毎月月命日の11日に開催しています。
(村民企画第3弾は2月11日を予定しているそうです。)
村民以外の参加も可能です。
興味のある方は下記へお問い合わせください。
【お問い合わせ】
大阪大学野田村サテライト
℡:0194-75-4221
(さっきー)