2017年 01月 19日
のだ塩体験隊なのだ☆
野田村の特産品『のだ塩』
のだ塩について知っていることはありますか??
のだ塩のこと
もっと知ってほしいのだ☆
野田小学校3年生が『のだ塩』の体験学習に
国民宿舎えぼし荘に訪れました。
まずは、のだ塩工房を見学しながら
のだ塩の歴史、特徴、作り方を学びました。
のだ塩工房では
8つ釜を使って塩をつくっています。
のだ塩は、今も昔も汲み上げた海水を
釜でじっくり煮る「直煮製法」です。
野田村の塩づくりは
歴史上の資料に登場したのは約400年前(江戸時代)ですが
作り始めたのは更に以前からと言われています。
130基の塩釜があったことも
(野田村前浜)
内陸や秋田の方まで塩を運び
米と塩を物々交換し、米を仕入れていました。
この時使われていた道を『塩の道』といいます。
明治時代には塩が専売制となり
すべての製塩が廃止され
野田村の塩づくりも途絶えてしまいました。
昭和20年代に一時的に復活したこともありましたが
約80年の時を経て、平成に完全復活しました!
(専売制…国が流通を独占して利益を獲得しようとした制度)
※のだ塩の歴史、詳しくはこちら。
復活した頃は野田港に工房がありましたが
東日本大震災での津波により流出。
翌年2月、現在のえぼし荘敷地内に
新たな「のだ塩工房」ができました。
にがりを味見してみよう!
にがり…海水から塩が出来る過程で生成される塩化マグネシウムを
主成分とした液体。豆腐を固める際などに使用される。
ちなみに野田村で作られる豆腐は工房のにがりを使用していることも多い。
たくさん質問したのだ☆
Q、塩はどれくらいできる?
A、釜の容量は180L
海水を注ぎ足しながら煮詰めていき
最終的に1t以上の海水から約30㎏の塩ができる
Q、おいしく作るポイントは?
A、温度管理が重要!(釜の温度は100℃)
沸騰させすぎると塩辛すぎ苦い塩になる
逆に温度が低いと塩ができない
Q、のだ塩はなんで粒が大きいの?
A、うま味が凝縮しているから
Q、昔ののだ塩の価値は?
A、塩1升と米1升を交換していた
遠方になると 塩1升が米2升になることも
Q、のだ塩をおいしく食べるには?
A、塩おにぎり
米のおいしさを引き立ててくれる
見学のあとは、
いよいよ、のだ塩づくり体験!
(予約すれば どなたでも体験できます。)
3日間じっくり煮詰められた500mlの海水を使い
さらに煮詰めて塩をつくります。
(工房では、4日間煮詰めて『のだ塩』ができあがります)
やけどしないよう気を付けて作業しましょう!
~ポイント①~
鍋底にヘラをあてるように混ぜ
焦がさない。こぼさない。
~ポイント②~
強くしぼらない。
~ポイント③~
塩の粒をつぶさないよう混ぜる。
水気がなくなったら出来上がり。
塩の粒があるかないかで味にかなりの差がでるようです。
みんなの質問にもあったように
のだ塩の特徴である粒が大きいのはうまみが凝縮しているから!
ここをうまい具合につくるのが プロの技!のようです。
プロがつくったのだ塩と みんながつくったのだ塩
味の違いはどうだったかな??
それぞれ塩辛さに違いがあったみたいだったね。
家に持ち帰って塩おにぎり作って食べてみたかなぁ??
<国民宿舎えぼし荘>
☆塩づくり体験 1人500円 ※要予約
(のだ塩約20gお持ち帰り)
☆のだ塩工房見学 無料 ※要予約
※えぼし荘のだ塩づくり体験はこちら。
※応援隊の体験記はこちら。
※のだ塩の購入はこちら。
(さっきー)