2017年 05月 09日
安家川と鮭稚魚放流会なのだ!
台風10号で甚大な被害を受けた岩泉町から
野田村の下安家漁港へと流れている安家川。
野田村の下安家地区でも安家川が氾濫し、
下安家さけ・ますふ化場は壊滅的な状態に…。
2011年の東日本大震災に続き二度目の被害でした。
現在、渓流釣りで人気の安家川はどうなってるんだろう??
釣り人は来ているのかな??
と、安家川の少し上流の方へと車を走らせました。
4月の半ばでしたが
途中、雪が結構な勢いで降ってきました。
川は流れが滞らないくらいには片付いていましたが
脇の方には流木や壊れたガードレールがそのままのところも…。
崩れた道路は車が通れるよう土嚢が積んであり
まだ完全な状態ではありません。
釣り人発見!!
お隣の久慈市から来たという方々でした。
お話を伺ってみると
「ポイントが良くなってる気がする!
河口が工事のため!?閉じられていないせいか
魚がたくさん上がってきているんじゃないかな…。」
とおっしゃっていました。
この日は安家川で
野田小学校2年生の鮭稚魚放流会がありました。
この放流会では毎年1万匹の稚魚を放流しています。
今回、放流する稚魚は
田野畑村の明戸育ちの稚魚たちです。
例年通りであれば下安家のさけ・ますふ化場で育てた
鮭の稚魚を放流するのですが、工事中のため
田野畑村から支援していただいたそうです。
田野畑村漁協さん、ありがとうございます。
いよいよ放流する川へ♪
稚魚を受け取った子どもたちの顔は
とってもうれしそう♪
「かわいい~!!!!」
「いってらっしゃ~い!」
「4年後、帰ってくるといいなぁ」
子どもたちは声を掛けながら放流しました。
風が強く寒い中
4年後、立派な鮭になって帰ってくることを
願いながら放流しました。
4年後、6年生の11月11日の鮭の日には
「鮭の日給食」として、
みんなでいただきながら命の大切さを学びます。
(さっきー)